光荘会

公募 光荘会書道展について

 

昭和30年東京美術倶楽部で第1回展を開催して以来、令和元年5月の65回記念展まで途切れることなく続いてきた光荘会年1回の一大事業です。師範・同人・一般・教育が一堂に会した作品展示、外部から審査員をお招きして行われる一般部の審査、教育部による席上揮毫など会員の総力結集の場となっています。近年は、より多くの方が出品しやすいように「半紙作品」の募集もしております。

ご挨拶

 

未だにコロナ禍は収束せず厳しい状況下でございますが、今年も第六十七回光荘会書道展を開催することができました事を大変うれしく存じます。本年も残念ながら席書、授賞式を中止といたしました。なお、毎日新聞社山之内様より授賞式へのご列席に代えて目録にお言葉を賜りました。厚くお礼申し上げます。

出品者一同、長く続く不安と疲れで、作品に向かう気持ちが薄れたこともあったかと思います。そうした中で、良い作品にしようと、気持ちを奮い立たせて仕上げて参りました。また、教育部出品者の日々の鍛錬と若さ溢れる作品もお楽しみくださいませ。少しずつではございますが、明るい方向に歩みを進めております。ご高覧いただきたく、お願い申し上げます。

光荘会会長  原 光笙

祝辞

伝統ある第六十七回光荘会書道展の開催、誠におめでとうございます。光荘会書道展は、昭和三十年に始まり、二年前にコロナ禍によって一年延期されたのを除き毎年開催されています。五月の風物詩となっており、毎年、東京美術倶楽部を訪れるのを楽しみにしております。

会場には、会の皆様のご尽力によってフロアごとに素晴らしい空間が作り上げられています。二階は和のテイストを最大限に活かし、書の魅力を伝えています。三階は師範・同人・一般の方々の作品を展示し、多くの書を紹介することに力点が置かれています。今回は、三名の方が大作に挑まれています。見所の一つとなるでしょう。四階は次代を担う子供たちの作品です。元気をもらえます。

出品者は四歳から九十代まで幅広い年代にわたると伺いました。初心者のために半紙でも出品できるようにするなど、多様性を受け入れ、書の普及に貢献しようという会の姿勢の賜物と思います。コロナ禍において何かと不自由な中、制作に励み、素晴らしい作品を出品された出品者の皆様に敬意を表します。皆様のご活躍と光荘会のますますのご発展を祈念しております。

毎日新聞社 企画・文化事業部長 山之内 郁治

※授賞式が中止となりましたので、ご列席いただく予定にしておりました毎日新聞社 山之内 郁治様より文書でご祝辞を賜り、目録に掲載させていただきました。

第67回光荘会書道展

「毎日新聞 書のひろば」より

過去の光荘会書道展